2018年2月7日 更新

猫背で病気になる?

現役のドクターであり、テレビの医療コメンテーターも務め、美容コラムも多く発表しているアラフォー女医が内側から潤い、そして強くなる、芯のしゃんとした生き方をご提案いたします!

猫背で病気になる?

私はど近眼なので姿勢が悪く、気がつくと背中も肩もバキバキになっていて、ほっておくと頭痛さえしてきます。

逆に姿勢の良い方とか街で見かけると、目で追っちゃいます。
姿勢次第でスタイルも良く見えますよね。

そもそも正しい姿勢って医学的にどんなものでしょうか?

実は、とにかく背筋を伸ばせばいいって訳ではないのです。

体に負担のない姿勢は真っ直ぐではなく、骨盤が少し前に倒れ、背骨が自然なS字カーブを描いている状態です。

医学的な正しい姿勢は、見た目というよりも体の負担が少なく、スムーズに動けて疲れにくい、体の1番自然な状態を指します。
具体的には踵をつけたまま、少し足を開いて立ってみてください。

踵のくっついた場所から、膝のくっついた場所、おへその下の恥骨、みぞおち、唇の真ん中、目の間、この6つが一直線上の軸の上にある状態です。

これを体に認識させようと、1日1分トライするのが意外と難しいのです。
次に座った時の正しい姿勢です。
骨盤の中央、肩の中央、鼻が一直線上にある状態です。

歩く時の正しい姿勢は、肩の位置を真っ直ぐにして少し落とします。
骨盤が後ろに行かないように、下腹部に力を少し入れましょう。

胸を少し張って、足の裏全体に体重を乗せながら歩きます。
力まずに、そのまま前傾姿勢になると足が前に大きく出ます。

腕をしっかり降って、踵からつま先へ重心を移動させて歩きます。

・・・なんて。

こんな歩き方、私は普段全然できていないです。
疲れたらずりずり足を引きずっちゃいます。

でもさりげなく、時間があるときは気を付けたいと思っています。
例えばモデルさんのような足をクロスさせる歩き方は、骨盤をひねるのでお勧めできません。

かっこ良さは機能性を持たないと、結局意味ないです。
ちゃんと訓練を受けていない方は、安易に真似しないでくださいね。

猫背が原因で起きてしまう病気もあるのです。

頚椎が真っ直ぐになってしまうストレートネック、首の後ろの大血管の血流が悪くなり、脳梗塞のリスクも上がるなんてデータのあります。

前屈みが続くと逆流性食道炎になりやすくなりますし、慢性的な血行不良は自律神経失調を起こしかねません。

姿勢が悪くなる原因は、筋力の低下や、生活習慣、私のような視力の低下、扁平足や外反母趾などの足元のトラブルが考えられます。

姿勢矯正や、猫背の予防として。

デスクワークの多い方は、足の裏が床についた位置で、まめに背もたれを調節しましょうね!

お家でお風呂上りに、ストレッチやバランスボールなども姿勢矯正に役立ちます。
肩甲骨を広げて、背筋を整えるバンドやコルセットなども売ってますよ。

私もデスクワークが長い時はバンドをしていますが、外すとスーッと軽くなる気がします。
年配の方の猫背を見ると「あー、いっぱい戦って生きてきたんだな」と、その猫背が頑張りの証のようで、すごい方だ〜と思いつつ、でもやっぱり体には良くないので心配しています。

しょっちゅうは気にすることはできませんが、時々ふと自分の姿勢を全身が映る鏡でチェックするのもお勧めです。
気がつかないうちに、猫背や左右どちらかに傾いていたりします。

生きるって疲れるんですよね。

体も心の姿勢が大事。


重力に負けない、地に足のしっかりついた、力強い二足歩行を目指したいものです。
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この記事のライター

医学博士 木村至信 医学博士 木村至信