2017年6月16日 更新

長引く五月病!もしかして・・・!?

現役のドクターであり、テレビの医療コメンテーターも務め、美容コラムも多く発表しているアラフォー女医が内側から潤い、そして強くなる、芯のしゃんとした生き方をご提案いたします。

〈潤う医学〉 

いま、何月でしょうか?
確実に5月は終わったのに、長引く5月病。 そんなことありませんか?

ゴールデンウィーク明けは、メンタルの病気が一番発症しやすい季節だというデータもあります。
4月の年度始めの緊張感、新しい環境、そして大型連休。
楽しみにしていたい休みも終わり、なかなか休み疲れが取れず、日常にペースが戻りにくく、しかも税金の請求書も多い時期。

そんな5月に起こる心と体のスランプを5月病と呼んでいます。

具体的な症状は、だるさ、やる気が出ない、不眠、疲れやすい、頭痛、食欲低下など。
こういった症状は一ヶ月くらいで治るのですが、6月中旬になっても続く場合、うつ病、自律神経の乱れなど違う病気の疑いもあります。

『えー、精神病なんてないよ』
『そんなの気の持ちようでしょ?』
という方、自分の心の強さを過信してはいけません。

現在、日本の成人の16人に1人は抑うつ、仮面うつ、もしくはうつ病を経験していると言われていて、決して珍しい病気ではありません。
こういった症状が一ヶ月続く場合は、メンタルクリニックへ是非ご相談くださいね。

うつ病は心の症状だけでなく、頭痛やめまい、動悸などの体の症状も起こす仮面うつ病というものもあります。
内科に行ってお薬をもらっても、体がしゃっきりしないときはダメもとでメンタルドクターにも相談してみてください。

メンタルの病気というと、心が弱いように思われがちですが、現代の医療ではセロトニンという脳内ホルモンの低下が、うつ病の原因のひとつだと分かっており、MRIをとると脳の前頭葉の前方の血流不全も見られます。

副作用の少ないSSRIというお薬も出ましたし、カウンセリング、日々の意識のコントロールで社会生活も普通に送れます。

もともとうつ病になりやすい方は、生真面目で頑張り屋さん、几帳面な方、完璧主義者な方に多いのです。
精神疾患にはまだまだ無駄な情報や偏見も多いのですが、他人の意見なんていつか必ず過去になるものなので、

まずは本人であるあなたが、一番楽になることを優先してくださいね。

〈潤う医学!5月病を抜け出す方法〉をご提案します。

1、睡眠

深い睡眠が取れるように、岩盤浴や半身浴で体の代謝をしっかり上げて、体内の水分を入れ替えます。
短時間でも、深い睡眠を取れば体はパワーチャージされますよ!

2、仕事や外出は詰め込みすぎない

家族のために休みを取ったからそうもいかないよ〜、という方も多いと思いますが、意外とずらせる案件もあるので、もう一度スケジュールを確認いたしましょう。

3、時間軸を整える

寝る時間、起きる時間、食事の時間など、休みで不定期だったものを同じ時間軸に整えます。

4、カフェインやアルコールは一杯減らす

心がピリピリして体の疲れを増強させるので、飲み物は優しいものを選びます。

ちなみに、偏頭痛持ちの方!カフェインには血管収縮作用があるので効果的!!
コーヒーを一杯飲んで15分目を閉じると頭痛が改善されますよ。
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この記事のライター

医学博士 木村至信 医学博士 木村至信