2017年10月11日 更新

眠いという病気

現役のドクターであり、テレビの医療コメンテーターも務め、美容コラムも多く発表しているアラフォー女医が内側から潤い、そして強くなる、芯のしゃんとした生き方をご提案いたします

寝ても寝ても眠い。そんなことありませんか?

会社の大事な会議だと分かっていても、睡魔が襲ってきて堪えられない。


これは怠け者だということではなく、世界で日本人に一番多い過眠症という病気かもしれません。
場所や時間に関係なく、日中数十分の短い睡眠を繰り返す。

今回は過眠症、『ナルコレプシー』という病気のお話です。

世界では1000から2000人に1人、日本では6000人に1人と言われているナルコレプシー。

特徴は4つ
1.緊張状態でも電源を切ったように眠くなってしまう。
2.喜怒哀楽など感情が強く動くと眠くなってしまう。
3.金縛りによくあう。
4.悪夢をよく見る。

カラダを休ませるレム睡眠、脳も休むノンレム睡眠を人間は繰り返します。
でも、ナルコレプシーの方は入眠時のレム睡眠の時に意識が残ることが多く、金縛りのような体験をしやすくなり、その幻覚のために悪夢も見やすいのです。

人の意識の覚醒を促すオレキシンという神経伝達物質があります。

ナルコレプシーの方の90%はこのオレキシンが不足しているともいわれます。
残念ながら、今のところ何故不足かはわかっていません。

辛いですね。
しんどかったら無理しないでください。

メンタルドクターに相談すると、脳を刺激する薬や抑うつの薬を処方してくれます。

自分の眠気のサイクルを知り、上手に根気強く治療していきましょうね。
難しいですが、出来れば周囲の方にも理解してもらいたいものですね。
じつはこの病気、発症から1、2年という短いスパンではなく、5年10年と長期で見ると症状は軽くなる傾向があるそうです!

それでも長いですよね。

無理せず、ドクターにSOSを出してみてください。


私も先日、生放送の超緊張している中、ふっと眠気が襲ってきました。

デートとか受験のときもありました。

人は極限状態の時に、真逆なカラダの反応が起きることもあります。
私はそういう体質なんだと思って、対策として強いミントなど持ち歩いています。
痣になるほどつねることもあります。

それでもこのカラダで生きていくしかない!

もしこの症状に患わされていたら。
自分だけと思って悩まないでくださいね。

まだご存知なかった方には、頭の片隅にこんな病気もあるのだと。

覚えていてくだされば嬉しいです。
8 件

この記事のライター

医学博士 木村至信 医学博士 木村至信