2017年4月5日 更新

ワルツを聴いて心を軽やかに

悲しいときは、しんみりとした音楽、元気になりたいときは華やかな音楽、人の気持ちに寄り添う音楽のチョイスとは?

ウキウキするような晴れの日もあれば、どんよりとした曇り空の日もありますよね。音楽は毎日の生活の中で、私たちの気持ちの後押しをしてくれます。なんとなく気分がのらない・・・そんな時は軽やかなワルツを聴いてみましょう!

ワルツってなに?

ワルツとは三拍子の踊りの曲です。バレエや社交ダンスで使われる軽やかな曲が多いですね。
さて、実は私たち日本人は三拍子が苦手、というのをご存知でしょうか?
明治より以前に遡ると、日本の音楽は基本的に二拍子系だったといわれています。みなさん、母校の校歌を思い出せますか?大体が二拍子・四拍子の曲なのです。(ちなみに、私の母校は、まさかの三拍子で、珍しい珍しい!と口を揃えて先生方が話していました)

なぜ日本人が三拍子が苦手か、の根源までいってしまうと、もはや牧畜民と農耕民にまで戻らねばならないので、ひとまず置いておいて。
例えば、バレエはトウシューズで爪先で立ち、腰の重心が高いのに比べて、日本の伝統的舞踊、例えば能でも腰の重心が低くて安定しています。左足右足を同じようにたんたんと踏みしめる二拍子が、日本人にはとても自然なことなのです。

1・2・3のリズムは、何かを動かす!

3歳のピアノを習い始めた女の子が、ワルツのリズムに苦戦したことがありました。どうしても1・2・3のあとに(ウン)とお休みしたくなってしまう。そこで、色々なワルツの曲を聴きながら1・2・3、1・2・3と体を揺らしていたら、いつのまにか楽しく三拍子を感じることが出来ていました。

1・2・3のリズムは停滞しているものを動かす作用があります。体のリズムが循環し始めるのです。
何か仕事に行き詰まってしまったり、気分が乗らないとき、軽やかなワルツは、気持ちをリズミカルに動かす手助けをしてくれるかもしれません。

【気軽に聴ける・おすすめワルツ】

◆チャイコフスキー作曲 バレエ『眠れる森の美女』よりワルツ
ディズニー映画でもおなじみの、ワルツ。映画ではオーロラ姫と王子が森の中で踊る場面で使われていますね。

◆ショパン作曲「小犬のワルツ」
ピアノ曲のワルツでもっとも有名な曲です。ショパンは、小犬が自分の尻尾をクルクルと追いかけ回すのを見てこの曲を書いたと言われています。同じくショパンのOp.34-3「猫のワルツ」もオススメです。

◆ヨハン・シュトラウス2世作曲「春の声」
別名「ワルツ王」と呼ばれるほど、生涯のほとんどをウィンナ・ワルツ、オペレッタなどの作曲に捧げた作曲家です。毎年元旦に行われるウィーン・フィルのニューイヤーコンサートでは、彼の様々なワルツが演奏されます。
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ピアニスト 伊藤慧(いとうけい) ピアニスト 伊藤慧(いとうけい)