2017年4月7日 更新

甘いものを食べているのに痩せている女性たち

前回「痩せている人の共通点」では、男女合わせたデータから、痩せている人の共通点を分析したが、今回は、女性だけに絞り、BMI (体格指数)21未満と21以上の2つのグループに分けて傾向を調べたところ、予想外の発見があった。

今回の対象者は、健康博覧会来場者(健康意識が高いであろう人たち)の女性、
BMI 21未満の痩せぎみ体重は65人(平均年齢34歳)
BMI 21以上の普通以上から太めの体重は35人(平均年齢39歳)

前回の男性も含めたアンケート回答では、普通以上から太めの体重になるほどアルコールと濃い味が好きな嗜好タイプが目立ったが、女性だけでみると、アルコールをほとんど飲まない人は痩せぎみのグループで66%、普通以上のグループで60%と、どちらもアルコールをあまり飲まないので、男性を含めたデータほどの明確な特徴が現れなかった。味の嗜好も、薄味が好きな人は痩せぎみでは69%、普通以上の体重でも57%であった。

予想外な傾向がみられたのが、甘いもの。

「甘いものをどれぐらいの頻度で摂取していますか?」の質問に対し、
「ほとんど食べない」と答えた人は、BMI 21以上の体重のグループはおよそ半数の46%であったのに対し、痩せている人たちは、23%しかいなかった。

「甘いものを我慢する=痩せる」

という単純な図式はなりたたないようだ。

この理由として考えられるのは、アンケート回答者が健康意識・知識が高い女性たちなので、甘いものを食生活に取り入れる方法を心得ていると考えられる。

太らない食生活は、「量」・「質」・「時間」の3つの要素を意識することが重要である。

まずは「量」、

甘いものを摂ることによって、1日の摂取カロリーが通常よりも多くならないこと。前後の食事で調整したり、翌日、あるいは前日の食事で摂取カロリー調整すること。(もちろん、運動でカロリーを消費してもよいが、ここでは食事のみに焦点を絞る)

次に「質」(栄養機能)、

甘いものが体に与える栄養の性質は、血糖値。そのため、血糖値の急上昇を防ぐこと。
なぜなら、血糖値が急上昇してエネルギーとして使われないと、脂肪として蓄積されるだけでなく、その後、急降下する時に空腹を強く感じてしまうため。

例えば、血糖値の急上昇を防ぐためには、以下のような方法があるので、いずれか1つは実行したい。
・GI値の低い甘いものを選ぶ
・糖質の吸収を穏やかにする水溶性食物繊維を摂取する
・1度に食べ過ぎない

最後は「時間」、

日中はカロリーをエネルギーとして消費するよう体が働くが、夜(就寝時間)になれば体は修復に働くため、消費するよりも蓄積しやすい傾向がある。深夜などの寝る時間に近くなるほど、同じ甘いものでも、脂質や糖質が少ないゼリーのようなものを選ぶのが賢明。

結論として、

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スローエイジング研究所 スローエイジング研究所