2018年1月9日 更新

摂食障害② 拒食症

現役のドクターであり、テレビの医療コメンテーターも務め、美容コラムも多く発表しているアラフォー女医が内側から潤い、そして強くなる、芯のしゃんとした生き方をご提案いたします

前回に続き摂食障害を取り上げますが、今回は拒食症です。

拒食症の要素で多いのは体重増加恐怖症で、食べなければ体重は減り続け、はじめは安心と達成感を得ます。

やがてそれでも恐怖となり、苦しい縛られ感と戦うこととなります。

食べ物を飲み込まず噛んで捨てるチューイングという行為や、自傷行為、下剤の乱用、嘔吐なども繰り返してしまい、社会生活が営みにくくなってしまうのです。

こうなるまでにはストレスやコンプレックス、さらには家庭環境も関係があるという文献もありました。
特に母親との関係が大きく関わり、子供を厳しく抑えつけると、自尊心が育たないまま思春期を迎えたり、成長への不安が摂食障害をうむ原因とされています。

こうして考えると摂食障害になりやすい人は、完璧主義の頑張り屋さん、自分に自信がない人、ストレスを溜め込みやすい人に多いと考えられます。

ゆるくていいんですよね。
こうあるべきって考えると、本当に辛いと思います。
治療法は前回のコラムでご紹介した通りですが、時には抗うつ剤などの投与も効果的です。

拒食症の方は体重がマイナス30%以上になったら、入院加療が必要です。
安心が確保され自分の気持ちを和らげることができ、マイペースで物事を進めていくことに治療効果があります。

自分と自分の周囲の方にだけでも打ち明けて、フォローしてもらってみてはどうでしょうか。

心という臓器はありません。

でも確実にどこかにあって、それがカラダ全部の機能も司っていることは確かです。

心はみえないけど、時に痛んだり苦しくなったりします。
心だって風邪をひくのです。
だからこそ心のケアーも、カラダ同様に必要ですよね。

あなた自信が、自分の心の声を聞き逃さないようにして、心が壊れる前に勇気を持って周りの人や、メンタルの専門医へSOSを出してくださいね
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この記事のライター

医学博士 木村至信 医学博士 木村至信