2016年3月15日 更新

「今、好きな香りは、今、求めている香り」 ~よい記憶の香りで癒される

感覚器の中で嗅覚だけは特別なんです。香りを嗅ぐと直接感情に作用します。皆さんはこのような経験はありませんか? あなたにとってのよい香りってどんな香りですか?

こんにちは。
自由が丘在住、ライターSUZUMEです。

「今、好きな香りは、今、求めている香り」 ~アロマテラピーって難しいものではないよ
のお話の中で、我が家の子どもたちが同じラベンダーの香りなのに、何故それぞれ違う記憶が残ったのか?

それは嗅覚と脳との関係にあるのです。

嗅覚は感情の脳と直結している

人間の感覚には視覚、聴覚、触覚、味覚、それに嗅覚がありますね。
例えば、それぞれに見て、聴いて、触って、味わって、嗅いで「懐かしい」と感じる感覚があります。

でも、視覚、聴覚、触角、味覚はそれを感じた後に一度大脳新皮質というところで、それが何なのかを具体的に判断されるんです。
それから大脳辺縁系に伝わり、感情として表されます。

まず、かやぶき屋根の家を見たら、それを大脳新皮質で「これはかやぶき屋根というもので、おばあちゃんの家はかやぶき屋根」という情報を与えられます。
そして次に大脳辺縁系で「あ、懐かしい。おばあちゃんの家は楽しかったなぁ」と感情として表れます。

でも嗅覚ってダイレクトに感情を司る大脳辺縁系に伝わっちゃうの。
匂いを嗅いだだけで、それがなんだとか、かんだとか、一旦判断せず、「あ、懐かしい。おばあちゃんの家は楽しかったなぁ」って思うのです。

だから、嗅覚は感情に直結しているために、記憶として特に強く残るというわけ。

子どもたちにとっては、「”これはラベンダー精油だから”、好きだ、嫌いだ」というのは関係ないのです。

ふと嗅いだ香りが
「あ、おばあちゃんの家の匂い…懐かしい」
って思うこと、ありませんか?
もしかしたら、物心ついてからはおばあちゃんの家に行っていないかもしれません。
その匂いは、温かいみそ汁の良い香りで「好き」と思うかもしれないし、ちょっと湿気た押入れの臭いで「嫌い」って思うのかもしれません。
そういう記憶の残り方もあります。

懐かしい香りはありますか?

私が街で「あれ?」と思って振り返ってしまう香水の香りがあるの。
それは高校生の頃に時々会っていた大学生の先輩がつけていた香水の香り。
ほのかに思いを寄せていました。

どこの何の香水なのかもわかりません。
でも、嗅いだ時に「これだ!」とわかるのです。
(もしかしたら、本人かも? なんて思って焦ってしまったり…)

そして、その香りは当時先輩の車の中で聴いた曲を思い出します。
そう、私にとってその香水の香りは初期のユーミンの曲とつながっているのです。

初期のユーミンの曲を聴くと、当時のことを思い出す。
そして具体的には思い出せないものの、先輩の香水を、いえその香水が香っていた車内を思い出しちゃう(笑)
記憶ってすごいです。

そのよみがえり方が、香りの記憶は特に強いのではないかと思います。
忘れていたことも、匂いで思い出したり。

香りの記憶は人それぞれ

私にとって、ちょっと、甘酸っぱい思い出のその香水の香りの記憶のエピソード。
これがもしも木っ端みじんに先輩に振られてしまっていたとしましょう。

よい香りとして調合されたその香水の香りは、私にとっては忌まわしい記憶になったかもしれません。

良くも悪くも香りと記憶とは密接なつながりがあります。
よい記憶の残っている香りを嗅ぐだけでも癒されると思いませんか?

あなたにとっての”よい香りの記憶”を大切にしてくださいね。
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