2017年7月26日 更新

とにかく疲れる・・・という病気

現役のドクターであり、テレビの医療コメンテーターも務め、美容コラムも多く発表しているアラフォー女医が内側から潤い、そして強くなる、芯のしゃんとした生き方をご提案いたします。

みなさまは他人に『疲れた』って言える方ですか?

私はなんとなく言いにくいです。

怠け者に思われそうだし、周りの士気を下げる感じがするし。
疲れって目に見えにくく、他人に理解されにくいですよね。

でも、とにかく疲れるっていうことが主訴の病気があるのです。

慢性疲労症候群

これは慢性の疲労とは違います。

朝起きる、階段を降りる、バスに乗るなど。
日常生活の大部分において非常に苦労をし、効率が落ちる病気です。

こうしたひどく抜けにくい疲れとともに、カラダの痛み、頭痛、ノドが腫れたり、リンパ節が腫れたり、微熱が出たりします。

じつは日本人の0.3%に発症しているというデータもあります。
つまり1000人に3人。

意外と多いですよね。

40代から50代の発症が一番多く、女性に多いのも特徴です。
原因は、ホルモンバランスの不安定さ、ストレス、アレルギー、血圧など様々な要因が絡み合っていますが、半数近くの方がうつ病を併発するので、ストレスは多いに関係していると考えられます。

最近の報告では脳内の血流低下、神経伝達物質の減少なども関係があるそうです。

厚生労働省のサイトにも診断基準は載っていますが、まだ認知度も低く、ドクターの診断がつきにくいのも事実です。

慢性の疲労と違い、慢性疲労症候群は寝たり、栄養を摂るだけでは改善しません。

その症状の対症療法とともに、メンタルのカウンセリングをして、感情や行動の負のサイクルを断ち切ったり認知行動療法や、運動療法、ヨガなどで治療している方もいらっしゃいます。

1番大切なのは、ストレスの原因となっている場所から出ること。
休職が必要になることも多いのです。

慢性疲労症候群にかかりやすい方には共通のキャラクターがあります。

こだわりがありストレスを受け流せない、物事を突き詰めて考える真面目な方に多いと言われています。

みなさま頑張り屋さんなんですよね。

疲れがとれず、風邪が治りきらない方、内科で採血しても異常はないのに微熱が続いたり、だる過ぎてやる気がでない方。

ぜひ一度、メンタルクリニックに相談してみてください。


周りの方に理解されにくい病気のため、内緒にして無理してそのまま頑張っていると、もっと深刻な精神疾患になってしまうかも。

真面目に生きていれば、必ずいつか報われます。

だから、時には自分を大切にしてくださいね。

そしてマメにストレス発散を心掛けましょう。
そのときに思う楽しそうなことを、時々は強引に実現させるのです!



まだまだ長く続く未来へ。

カラダもココロも、きっちりメンテして戦っていきましょうね!!
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この記事のライター

医学博士 木村至信 医学博士 木村至信