2017年4月20日 更新

新学期や試験前にも!子どもにオススメの精油はコレ!

「香育(こういく)」をご存知でしょうか?「香育」とは、子どもたちに向けた香りの体験教育のことです。五感のひとつ「嗅覚」に意識を向けて、ご家庭でも香りを取り入れてみませんか?今回はお子様に使いやすい選りすぐりの1本をご紹介します。

香りを使った心と身体の健康法であるアロマテラピー。
ぜひ、お子様と一緒に楽しんでみませんか?
今回は、お子様が大好きな「オレンジスイート」の香りの具体的な使い方をお伝えします。

新学期にも!心を落ち着かせてパワーをくれる香り

長い夏休みが終わり、9月から新学期!
ワクワクした気持ちと同時に、ちょっとドキドキ不安になったり、思うように自分を出せないお子様も。
そんなときに、オレンジスイート精油が味方になってくれます。

甘くて、爽やかな果物の香りであるオレンジスイート。
子どもたちに、とても人気の香りです。

先日熊本県益城町の避難所へ、アロマテラピーのボランティアに行ってきました。
うちわや折り紙で作った紙コップに好きな精油で香りづけをしてもらったところ、
「みかんの香り~♪」と、子どもたちに大人気でした。

オレンジスイートの香りは、落ち込んだ心を暖かく包み、元気を回復させてくれます。
また心のバリアを緩めてくれるので、対人関係をスムーズにしたり、その場の空気を和やかにしてくれます。
ふわっと緊張がほぐれるので、新しい環境などにも臆することなく、何事にも前向きに立ち向かうパワーが生まれます。

なかなか寝付けないときに

運動会や試験などの前日。
子どもが興奮してしまって、早く寝てほしいのに、なかなか寝付かないといった経験はありませんか?
そんなときにも、香りが手助けしてくれます。

精油の香りを嗅ぐと、視覚や聴覚とは異なり、直接大脳辺縁系に届きます。
大脳辺縁系は、私たちの本能と深く結びついている場所。
香り成分が、本能に直接作用するので、体の中からリラックスすることができます。

アロマランプやディフューザーで、香りを広げてみましょう。
オレンジスイート単体でもよいですし、同じく眠りをサポ―トするラベンダーとブレンドしてもよいでしょう。
どちらも穏やかに作用する香りのため、お子様にもぴったりです。

嗅ぐことで、学習効果や集中力が高めることができる!

公益社団法人 日本アロマ環境協会(略称:AEAJ)は、アロマテラピーに使用する精油の働きを科学的に明らかにする取り組みを行っています。

今回は、AEAJが小学生を対象に、計算力と気分に与える精油の影響を明らかにする目的で実施した実験で、オレンジスイート精油が小学生の集中力などの気分に好影響を与え、計算ミスが軽減することが示唆された研究をご紹介します。

<実験概要>
11~12歳の小学校6年生男女38名(男子20名、女子18名)を対象とし、オレンジスイート精油の芳香浴後、百ます計算及び心理状態(気分)をTDMS-ST(二次元気分尺度)とVAS(視覚的評価スケール)を用いて計測しました。実験の順番による影響も考慮し、休憩時間をはさんで香りなし(精製水)/香りあり(精油)の順番をクロスオーバーして実施しました。

<実験結果>
百ます計算の誤答数を比較した実験の結果、精製水を嗅いだ群(平均4.4)よりもオレンジ・スイート精油を嗅いだ群(平均値3.2)の方が、計算ミスが約3割少ないという傾向が見られました。
また、気分に対するオレンジ・スイート精油の作用を検証した結果、TDMS-STとVASの5項目で有意差が確認され、オレンジ・スイート精油が小学生の気分に好影響を与え、学習しやすい精神環境に変化させることがわかりました。

また、集中力に対するオレンジスイート精油の作用についても述べられています。
オレンジスイート精油による集中力の変化を評価するため、精製水またはオレンジ・スイート精油を30秒間吸入後、芳香環境を持続しながら百ます計算を10分間実施しました。
オレンジスイート精油は精製水と比較して、計算を始めて早い段階から、側頭葉から前頭葉にかけて脳血流が増加し、脳が活発に働き、集中力が高まっていることが分かったそうです。

ぜひ、試験前に取り入れてみましょう。

香りの取り入れ方

精油とは、植物の恵みをぎゅっと濃縮したものです。
そのため、大人であっても少量で充分です。

3歳未満の乳児・幼児には、芳香浴法以外は行わないようにしましょう。
3歳以上の子どもでも、精油の使用量は、成人の使用量の10 分の1程度から始め、多くても2分の1の程度とし、使用にあたっては十分に注意を払いましょう。
また、希釈したものを皮膚に塗布して使用する場合は、事前にパッチテストで安全性を確認することをおすすめします。

1番手軽に楽しむ方法は、芳香浴法です。
ティッシュなどに1.2滴垂らして、広がる香りを楽しみます。

お風呂で使用する場合には、重曹や天然塩に希釈してから使用します。
精油は1滴で充分です。
バスタブのお湯に入れて、よくかき混ぜてから入浴しましょう。

香育(こういく)について

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この記事のライター

アロマ講師・セラピスト 菅沼 亜紀子 アロマ講師・セラピスト 菅沼 亜紀子