2016年7月20日 更新

幸せホルモン★オキシトシンを増やして、幸せのスパイラルを楽しもう!

幸せホルモン、抱擁ホルモンとも呼ばれる「オキシトシン」。近年はメディアに取り上げられることも多くなりました。ストレスを緩和し幸せな気分をもたらすホルモンの魅力に迫ります。

メディアでも話題の幸せホルモン「オキシトシン」。
ストレスを緩和し幸せな気分をもたらすホルモンの魅力や、幸せのスパイラルの作り方について、ご紹介します。

オキシトシンとは

オキシトシンは、脳の視床下部で作り出すホルモンで、出産時に子宮を収縮させる作用があります。
ペプチドホルモンであるオキシトシンは、ギリシャ語で、quick birth という意味で、1906年Daleによる下垂体後葉の抽出物が子宮を収縮させるという発見に由来します。
1910年になると、乳汁分泌促進効果が見出されます。
その後、米国の生化学者ヴィニョーが9個のアミノ酸で作られていることを突き止め、人工合成にも成功し、ノーベル化学賞を受賞しました。

このオキシトシン。臨床では子宮収縮薬や陣痛促進剤をはじめとして、さまざまな医学的場面で使用されています。
最初は女性に特有な機能に必須なホルモンとして発見されましたが、その後、男性にも普遍的に存在することが判明しています。

幸せホルモンとは

オキシトシンは「幸せホルモン」「愛情ホルモン」とも呼ばれ、ストレスを緩和し、幸せな気分をもたらしてくれます。

オキシトシンが分泌されることで、日常のストレスや不安の軽減、慢性の痛みの軽減や、認知症の周辺症状の改善などに効果が期待できます。
また、精神疾患や自閉症など治療の分野においても、オキシトシンが研究されています。

オキシトシンは、癒し効果が高く、関節の痛みやストレスを大きく緩和することが分かっています。
スウェーデンや日本では、痛みやストレスを抱える患者さんを対象に背中などをさすってあげる「タッチケア」を行っている医療機関が多くあります。
その他、アロマテラピー分野において、このオキシトシン効果を期待したトリートメントを行うセラピストもいます。

オキシトシンが分泌されると・・

オキシトシンが分泌されると、以下のような効果をもたらしてくれます。

・幸せな気分になる。
・脳や心が癒される。
・ストレスが緩和する。
・不安や恐怖心が減少する。
・社交的になる。
・親近感や愛着感を感じる。
・絆が深まる。
・信頼の気持ちが増える。
・学習意欲が高まる。
・感染症予防につながる。
・痛みが緩和される。

このように、オキシトシンは、親子や仲間、男女間など、人間同士の結びつきを強め、社会全体の活動がよりうまく機能するよう貢献します。

オキシトシンを増やすには

オキシトシンは良好な対人関係が築かれているときに分泌されます。

そもそも、母体を助け、母乳の分泌を促すオキシトシンには、動物が子供を守るために必要な感情、すなわち「愛情」を脳に感じさせる効果があります。
子供やペットを撫でているときに感じる、安心感や充足感こそがオキシトシンの効果です。

オキシトシンの分泌は、愛撫や抱擁など触れ合うこと(皮膚接触)で促されることから、「抱擁ホルモン」とも呼ばれています。
また、互いの親密度が増すと体内濃度が増えるので「愛情ホルモン」と呼ばれたり、体内濃度が増すと癒し効果が期待できるため「幸せホルモン」とも呼ばれます。

このオキシトシンを増やすには・・

・相手を思いやり、親切な行いをする。
・ハグや抱擁、握手など、スキンシップをとる。
・好きな人と見つめ合う。
・相手を褒める。
・好きな人とスポーツをしたり、食事をする。
・映画やドラマ、本などで感動する。
・ペットとじゃれ合う。

こうして取り上げてみると、日常生活において普通に行っていることが多いのが分かります。
家族団らんや、居酒屋などで友達と楽しく会話しながら飲んでいるだけでも、オキシトシンは分泌されます。
ですので、私たちは意識しなくても心のバランスを取っているのです。

マッサージで、オキシトシンの分泌をアップ!

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この記事のライター

アロマ講師・セラピスト 菅沼 亜紀子 アロマ講師・セラピスト 菅沼 亜紀子