2016年9月1日 更新

癒されないラベンダー?あなたの知らないラベンダーの世界

アロマテラピーで最も多く使用されているラベンダー。リラックス効果が高く穏やかなイメージをお持ちの方も多いはず!でも、このラベンダー。実はたくさんの種類があり、使い方を誤ると危険なものも。特徴や使い方を知り、安全に活用していきましょう。

アロマテラピーの代表精油であるラベンダー。
ラベンダーは育てやすく交雑種を生みやすいため、沢山の種類があります。
そのため、一般的に「ラベンダー」と呼ばれている精油以外にも、ラベンダーの仲間の精油が複数あります。
香りはもちろんのこと、使用用途や安全性も異なります。
正しい知識を身に着けて、ラベンダーの世界をもっと楽しんでみませんか?

おなじみの一般的なラベンダー (真正ラベンダー/コモンラベンダー/イングリッシュラベンダー)

一般的にラベンダーというと、Lavandula offinalis またはLavandula angustifoliaのことを指します。
背丈は低く、一般的にキレイな紫色をしています。
ラベンダーは、真正ラベンダー、コモンラベンダー、イングリッシュラベンダーとも言われます。

ヨーロッパを中心に様々な国で栽培され、ハーブ&フローラルのやさしい香りです。

酢酸リナリルとリナロールを多く含んでおり、鎮静作用といってリラックスさせる作用が大きく期待できます。
また抗炎症作用もあるため、火傷や日焼けなど、炎症を起こした肌にも有効です。
安全性が大変高い精油なため、芳香浴/沐浴/湿布/吸入/トリートメントなど、多岐にわたり使用可能です。

ラベンダーエクストラ/ラベンダーファイン

どちらも真正ラベンダーですが、ラベンダーエクストラと、ラベンダーファインとを区別をする場合に使います。

・ラベンダーエクストラ

特にプロヴァンス地方の標高の高い場所に生育する野生種です。
フローラル調の香りをさらに感じられるラベンダーです。

・ラベンダーファイン

ラベンダーエクストラに比べると、ややマイルドなフローラル調の香りの栽培種です。

スパイクラベンダー

スパイクラベンダーは、標高が500m以下の低地に自生し、真正ラベンダーより背丈が高く、葉の大きさも大きいです。
淡い色の花を咲かせます。

学名:Lavandula latifolia、もしくはLavandula spica

リナロールに、シネオールとカンファーで、成分の大半を占めます。
シネオールは、すーっとした香りで、風邪症状全般によい成分です。
またカンファーとは、樟脳のことです。

フローラルな香りではなく、すっきりとしたやや刺激のあるクリアな香りが特徴です。
そのため、癒し効果を期待して使うのではなく、感情の起伏を安定させつつも、活性化させたいときに使用します。
また抗ウイルス作用や去痰といった作用を期待して、呼吸器系のトラブルや免疫力アップの際に使用されます。

ケトン類が含まれているため、瘢痕形成作用という傷を治す作用が期待できます。
さらに、癒傷作用や細胞成長促進作用があるため、炎症を抑えたり、傷やニキビ跡を治したいときに用います。

男のラベンダーと言われるほど、多種のラベンダーより強いことでも知られています。
精油は絵の具の溶剤として使用されることもあります。

スパイクラベンダーと同じくカンファーが含まれているローズマリー、爽やかで若々しさを感じるレモンやオレンジスイートとの相性がよい香りです。

私は傷跡を早くケアしたいときや、虫刺されの後のケアに使用しています。

ラバンジン

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この記事のライター

アロマ講師・セラピスト 菅沼 亜紀子 アロマ講師・セラピスト 菅沼 亜紀子