2017年12月2日 更新

新しいおやつのスタイルとして注目されるスマートスナッキングとは

近年、美容やダイエット、健康のために糖質オフやグルテンフリーが注目されています。そんな方々に提案したいスマートスナッキングという新しいスタイル。今回は、アレルギー対応や低糖質スイーツを作り、みんなが笑顔でお菓子を楽しめることを願うスイーツショップ「トイガルテン」のオーナーパティシエ佐藤絵里さんにスマートスナッキングや食材についてのお話をうかがいました。

おいしいグルテンフリーや低糖質スイーツを目指して

Q1:佐藤さんは、グルテンフリーや低糖質のスイーツをお作りになっていらっしゃいますが、きっかけは何だったのでしょうか?

大学時代の恩師のお子さんが卵アレルギーでした。ある日、先生のご好意で、ドイツ語の授業に「へクセンハウス(お菓子のおうち)」を作ることになったんですね。そこには当時4歳ぐらいの先生のお子さんも参加されていました。壁や屋根のパーツは卵抜きクッキーのため、先生のお子さんも食べられたのですが、パーツを組み立てる際ののりとして使用するアイシングには卵が入ってしまいます。完成したお家を学生たちが楽しそうに壊しながら食べている中、その子だけ食べられることができず…そんな姿を見て、なんとかできないかなと、ずっと考えていました。
また、私はもともと洋菓子店めぐりが趣味で、これまで3000個以上のケーキを食べ歩いてきました。そんな中、ときどきショーケースの前で「卵抜きのケーキはありますか?」と尋ねるお母さんを見かけることがありました。
探してみると、世の中にアレルギー対応のお菓子はいくつかあるのですが、それは単にアレルギー物質となる卵や乳製品を抜いただけで、お世辞にもおいしいとはいえないものだったんです。
お菓子の本質って「おいしいね」という共通の感情をおこして、「人と人との間にコミュニケ―ションを生む」ことだと思うんです。だから、アレルギーの子だけではなく、そうじゃない子にもおいしいと感じてもらえるお菓子が存在したら、世の中はもっと良くなるのでは?思いました。
 
 低糖質のお菓子は、アレルギー対応のお菓子をつくっている中で、「低糖質スイーツもできない?」というお声をいただいたのがきっかけでスタートしました。もともと製薬会社に勤めていたのですが、病を治す要素は決して薬だけじゃないと考えています。周りの人の支えや、自分自身の楽しみ、そういうものがあるからこそ元気になる活力が沸いてくると思うんですね。当店のお菓子を通じて「おいしい」とか「楽しい」というプラスの感情が生み出される…そんな存在になりたいと願っています。

Q2:糖質制限は今やダイエットを意識する女性にとっては外せないキーワドになりましたね。佐藤さんのお菓子は、そんな女性の方にも喜ばれているかと思います。どんな声がありますか?

 一番多くいただくお声は「低糖質(アレルギー対応)お菓子なのにおいしい!」というものです。
いくら言葉でお伝えしているとはいえ、やはり皆さま「とはいっても、低糖質でしょ…」という思いで購入されているようですね。
 「低糖質とは思えない」「なにを使っているの?」や、アレルギー対応に関しては「卵・乳製品・小麦粉を使わないでどうやって作っているの?」という質問もあります。

 また、お菓子教室に通われている生徒さまからは、「以前は大好きだった市販のお菓子をそれほど食べたいと思わなくなった」というお話も伺います。当店のレシピは白砂糖を使用しないため、白砂糖を摂る頻度が減ったり、あとは砂糖と油の塊である市販のお菓子を食べてしまったという罪悪感を覚える機会が減ったりしたことが理由ではないでしょうか。

 あと、「店頭販売しないの?」ともよく言っていただきます。現状、通販でお売りしているため、購入するのがちょっと手間なんですよね。来年の秋に都内近郊に店舗を構える予定ですが、それ以前でも期間限定で商業施設へ出店などをし、少しでも気軽に手に取っていただく機会を増やしたいと考えています。

スマートスナッキングというスタイル

Q3:スマートスナッキングというスタイルは、佐藤さんのお菓子にも通じると思います。スマートスナッキングについてどのようにお考えでしょうか。

(スマートスナッキングとは?)
美容感度が高い女性やヘルスコンシャスな人たちに取り入れられている食習慣で、ダイエット・美容・健康のために、栄養豊富で低カロリーな間食をすること。従来のスイーツに使われる小麦粉、卵、乳製品などの素材にとらわれず、カカオニブ、ナッツ、フルーツなどの素材を使用します。
自分の状態に合わせて上手く取り入れていきたいですよね。

 私自身、大学時代は部活を引退して今より8キロぐらい太っていましたし、会社員時代には深夜に帰宅してストレスから菓子パンばかり口にしていた時期がありました。
 今思えば、白砂糖に依存した状態になっていたのでしょう。そんな時って、だめだと分かっていても、ついついお菓子を口にしてしまうんですよね。依存しているがゆえ正常な判断ができない状態。必要以上にカロリーや脂質・糖質を摂っていたと思います。

 「スイーツ」を間食するにしても、おいしくて栄養価が高く、かつ低カロリーなものを選ぶ習慣をつくることで、自然と身体によいものが選べるようになってきます。
 白砂糖や油がたっぷりの食べ物に依存しない状態になれば、自分のしっかりとした判断のもと、洋菓子店のショートケーキだって食べてもいいと思うんですよね^^

スマートスナッキングに活かせる食材とは?

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この記事のライター

コスメコンシェルジュ そうまみき コスメコンシェルジュ そうまみき